赤い目
「そうだけど?」
「またかよ。このごろ多いな。顔のつくりだけでもよくしてくれた親父とおふくろに感謝しろよ。」
「どうでもいいじゃない。それにその親父とおふくろ殺ったの一也でしょ?」
「あはは。そうだったな。でもあれはお前との連係プレイだろ?同罪だよ。」
「っで。用件は?」
「あ、そうだそうだ。っで。お前、珠梨にあのこと言ったのか?」
「一也が電話して来るからタイミングのがしたのよ。今日帰ったら言うつもりだわ。」
「そうか。悪い悪い。じゃ頼んだぞ。」
「分かってるわよ。切るわね。」
「待て待て!」
「なによ?」
「俺から1つ報告。」