赤い目





「そうだけど?」

「またかよ。このごろ多いな。顔のつくりだけでもよくしてくれた親父とおふくろに感謝しろよ。」

「どうでもいいじゃない。それにその親父とおふくろ殺ったの一也でしょ?」

「あはは。そうだったな。でもあれはお前との連係プレイだろ?同罪だよ。」

「っで。用件は?」

「あ、そうだそうだ。っで。お前、珠梨にあのこと言ったのか?」

「一也が電話して来るからタイミングのがしたのよ。今日帰ったら言うつもりだわ。」

「そうか。悪い悪い。じゃ頼んだぞ。」

「分かってるわよ。切るわね。」

「待て待て!」

「なによ?」

「俺から1つ報告。」
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop