男前彼女の恋愛条件
「あ、青山君からメール来てる。」




携帯貸して、《前園、今度の土曜日会えないかな?


何処かで食事しながら話したい。


俺の気持ちは変わらない。

前園真剣に考えてほしい。》





『ふ〜ん、なるほどね。青山は本気ってことか、



亜喜良はどうしたい?』




私はどうしたいんだろう。



「青山君、本気なんだよね。たけど、青山君私じゃもの足りなくなると思う。」



『なんだそれ?』




「だって、私普通に付き合うの面倒だし、



女友達優先しちゃう。



例えば、青山君と約束してても、蔵人から連絡来たら、そっち取るし、



それって、彼女として駄目って事でしょ。」




蔵人がゲラゲラ笑う。




『俺、亜喜良気にいったよ。


今時彼氏より友達取る女がいるなんて、



雷太、亜喜良はいい女だな。』




雷太まで笑っている。










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