男前彼女の恋愛条件
蔵人が作ってくれたパスタを二人で食べてると、蔵人の携帯が鳴る。




中々携帯に出ようとしないから、私が蔵人の携帯を取った。




着信は美和さんからだ。




「蔵人美和さんからだよ、出な。」




携帯を蔵人の耳に押し当てた。




【何なんだよ、帰れよ俺は、美和いい加減にしろよ、

泣くな、分かったそこで待ってろ。】




『亜喜良ごめん、美和の奴俺のアパートでずっと俺の帰り待ってるらしい。


どうしようもない奴だよ美和は。』




「でも、好きなんでしょ、早く行ってやりなよ。



蔵人も素直になりやよ、今度こそ美和さんを自分の者にしなさい。」





私は蔵人の背中を押した。







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