男前彼女の恋愛条件
「雷太腹一杯。あ、皿洗うの手伝うよ。


和香子はゆっくり食べてていいからね。」




亜喜良は鼻歌を歌いながらどんぶりと皿を、これ又豪快に洗う。




しかも歌は演歌だし、亜喜良おまえいくつだよと言いたい。




「雷太、次何手伝う?」




鼻に泡つけて俺を見る超可愛い亜喜良。




おまえその顔反則、キスしたくなるだろうが。




ここは店、みんながいる我慢、我慢。




『亜喜良、テーブル拭いて、あ、お客さん来たから水とおしぼり出して。』




「雷太了解!」




『いらっしゃい、あ、蔵人。』




「亜喜良、おまえ何してんの?」




『俺が、亜喜良に店の手伝い頼んだんだよ。』




「へぇ、亜喜良、雷太の店でバイト。」




「まぁ、そんなとこかな、」曖昧に答える亜喜良。



『美和も入れよ。雷太美和連れて来たから。』









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