男前彼女の恋愛条件
「いた!」割れたコップが頬をかすった。





『美和止めろ!』





「だって、あの女が悪いんだよ。


美和から蔵人取ろうとするから。」




『美和頼むから落ち着いてくれよ。


亜喜良ごめんな、美和今日どうかしてる。


雷太、亜喜良の傷の手当てしてやって、


美和連れて買えるから、本当にごめん。


美和帰るぞ。』




蔵人は暴れる美和さんを抱き抱えて帰って行った。




なんなのよ一体?




顔痛いし、もう頭来る。




「亜喜良血出てる、ほら消毒するぞ。」




『痛いよぉ雷太。』




「今日の亜喜良可愛いな。」



『もうあの女なんなの?蔵人甘やかし過ぎ。』




雷太が傷の手当てしながら、美和さんの事を話し出した。








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