男前彼女の恋愛条件
私の中である覚悟を決めた。



雷太に謝るからには、自分が反省しなくてはいけない。




私が学校へ行った帰り、髪をカットする事にした。




このお気に入りのロングヘアーを、ショートカットにしようと思う。




この身長でショートは男に見られ、絶対嫌だった。




たけど、このくらいの覚悟ないと駄目でしょ。




思い切り、ショートにしてもらい、蔵人と待ち合わせした場所に向かう。




ショートにしたから、ミニをはいた。




なるべく女の子に見えるように。




蔵人が私を見て声も出ないくらい驚いている。




『亜喜良、超可愛いんだけど、俺ショートが好きなんだよ。』




え、嘘、そうなんだ。




じゃ、ショートにした意味ないよぉ。









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