一途になりました

『助けて‥』

あたしは泣きながら
走ってる。
真っ暗で何も見えない
長い長い廊下を
光の方に向かって走る。

なんとも言えない恐怖感。

怖くて身震いするほどだ。
『助けて‥』

叫んでるのに声が出ない。
あたしはひたすら
長い長い廊下を走り続た。

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