裏表王子様!?



正樹「お前、名前は?」


怒りを必死に抑え、微笑みながら言った。


優希「姫野 優希です。」


優希か、なかなか良い名前じゃないか…


正樹「じゃぁ今日から奴隷ね。携帯かして?」


優しく微笑みながら言ったが、『かさないと…どうなってもしらないぞ?』と言うようんなオーラを放つと優希は気付いたのか、涙目になりながら携帯をかしてくれた。


自分の携帯を取り出し、手慣れた手つきでアドレスや電話番号を交換した。


携帯を返すと、優希は自分の携帯を見ていると少し驚いていた。


正樹「俺が連絡したらすぐに来い、来なかったらお仕置きだからな。」


俺が言った後ゆっくりと頷いていた。


正樹「早くしないと入学式間に合わないぞ。」


待つのも面倒だから体育館履きを持つとさっさと体育館に行った。






〜体育館〜



正樹「遅れてすいません、忘れ物を取りに行ってました。」


申し訳ないように言っておいた、一応学園の"王子様"だからな。


そんなことを思っていると、一人の女が女子の群をかき分けながらこっちに向かって来た。


聡美「ねぇ、教室で優希見なかった?」


お前には関係ないだろう、最初にその言葉が浮かんで一瞬睨んだがすぐに微笑みながら『あぁ、姫野さんならまだ教室にいたよ。』と言った。


優希「聡美!!お待たせっ」


優希は何もなかったように走って来ると、聡美という女は『気にするな。』と頭を撫でていた。


聡美「もし優希に何かしたら誰であろうと許さないからな。」


俺を睨みながら言うと優希と一緒にどこかに行った。


正樹「あの聡美という女は相当優希に執着したいるな…」


小さく呟くと自分の列に並んだ。










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