裏表王子様!?
生徒会の補佐!?
~生徒会室~
正樹・優希「「失礼しますっ」」
生徒会室につくと軽くドアを二、三回叩くと中から『どうぞ。』と言う声が聞こえてきたため入った。
雅也「こんにちは。」
そこに居たのは正樹君の兄、坂本雅也が椅子から立ち上がりこちらに向かって来ながら言った。
優希「こんには。」
優希は軽く頭を下げて言ったが、正樹は頭を下げるだけだった。
雅也「急に呼び出したりしてごめんね、担任の先生から聞いたと思うけど…二人には生徒会の補佐をやってもらうから。」
申し訳なさそうに言った雅也にたいして『気にしないで下さい。』と微笑みながら優希が言ったが、正樹は相変わらず静かに立っているだけだった。
雅也「メンバーは明日紹介するね、今日はみんな帰っていないからさ…」
苦笑いする雅也を見て優希と正樹も苦笑いした。
正樹「ところで用事はこれで終わりですか?」
正樹が言うと雅也は頷くと優希の手を掴んで生徒会室から出て行った。
雅也「ククク…姫野優希…思った以上にいい女だな、あいつにはもったいない。」
二人が出て行ったドアを見つめながらそんなことを呟いていたことは本人しか知らない…