裏表王子様!?
優希「正樹君!!どうしたんですか!?」
生徒会室から少し離れたところまで行くと腕を振りはらって正樹に問う。
正樹「…俺の兄貴と話してどう思った?」
正樹はそんなことを聞いてきて優希は顎に軽く手を置き少し考えると『別に普通の先輩だと思いましたよ。』と言った。
正樹「ふ〜ん。……ってかさ、敬語やめろよ。」
優希「…?あ、うん。」
軽く返事を返してきた正樹に対して不思議に思った優希だが気にしないでおいた。
そして『敬語をやめろ。』と言われ、再び少し考えたあと納得したように頷き敬語を使うことをやめた。
特に話すこともなく校門を出ると『じゃぁ』と言って二人は別れてそれぞれの家に向かった。