天才的に天然少女。
脱獄その1:終業式
放課後
キーンコーンカーンコーン♪
ハゲ頭をヅラで必死に隠した校長が、
何てのん気なチャイム音なんだろうか、
と、思っていたころ―。
「健康に気をつけろよー、宿題やれよー」
と、こちらもハゲ頭の担任、
熊田先生(クマちゃん)が生徒たちにありきたりな
言葉を投げかけている。
しかしそんな言葉が生徒の耳に届くはずもなく、
クマちゃんは寂しそうに出席簿に何かを書き込んでいた。
「ね、ね、みんな冬休みどーする??」
「あたしぃ、キャトゥーンのコンサート行くんだぁ」
帰国子女のあさみちゃんは、
「KAT-TUN」の発音が異常なほど上手い。
しかし何故か私は、
ルー大柴が言っているようにしか聞こえない。
まぁ良いとして。
私の名前は酒井あずさ。
この物語の主人公の親友だったりする。
で、隣に座ってるのが、
この物語の主人公、三橋優。
いつもは天然キャラ??みたいな感じで
「あずさ、あずさ(満面の笑顔)」
で話かけてくるんだけど、
今日は何か考え事をしているらしく、
ずーーーーーっと険しい顔をしていた。
「優、どーしたの?」
「あずさ、聞いて!!」
おぉ、恋でもしたか、
と思ったら、奴は次の瞬間、
とんでもないことを言い出す。
「あたし、汚名返上したいねん!!」
…あ、言うの忘れてたけど、
ここ、大阪なんで。
って何であたしがそんなん言わなアカンねん!!
しっかりしろよ作者!!
ってか何て言ったこいつ??
汚名返上??何の?
「2年C組のおっちょこちょいキャラ!!」
…え、そんなくだらん事を朝から考えていたのか、こいつは。
何か嫌な予感がする…
「へぇー、そうなん。頑張れ」
と、あたしは思ってもいない言葉を投げかけ、
席を立とうとしたその時…!!
「待てぃ!!話を最後まで聞かなアカンって、小学校の時井上先生に習ったやろ!!」
と言って優はあたしを無理やり
椅子に座らせた。
「…で??あたしに何をしろと??」
「協力して欲しいねん!!」
「何の??」
すると優は立ち上がり、黒板にチョークで
こう書いた。
ハゲ頭をヅラで必死に隠した校長が、
何てのん気なチャイム音なんだろうか、
と、思っていたころ―。
「健康に気をつけろよー、宿題やれよー」
と、こちらもハゲ頭の担任、
熊田先生(クマちゃん)が生徒たちにありきたりな
言葉を投げかけている。
しかしそんな言葉が生徒の耳に届くはずもなく、
クマちゃんは寂しそうに出席簿に何かを書き込んでいた。
「ね、ね、みんな冬休みどーする??」
「あたしぃ、キャトゥーンのコンサート行くんだぁ」
帰国子女のあさみちゃんは、
「KAT-TUN」の発音が異常なほど上手い。
しかし何故か私は、
ルー大柴が言っているようにしか聞こえない。
まぁ良いとして。
私の名前は酒井あずさ。
この物語の主人公の親友だったりする。
で、隣に座ってるのが、
この物語の主人公、三橋優。
いつもは天然キャラ??みたいな感じで
「あずさ、あずさ(満面の笑顔)」
で話かけてくるんだけど、
今日は何か考え事をしているらしく、
ずーーーーーっと険しい顔をしていた。
「優、どーしたの?」
「あずさ、聞いて!!」
おぉ、恋でもしたか、
と思ったら、奴は次の瞬間、
とんでもないことを言い出す。
「あたし、汚名返上したいねん!!」
…あ、言うの忘れてたけど、
ここ、大阪なんで。
って何であたしがそんなん言わなアカンねん!!
しっかりしろよ作者!!
ってか何て言ったこいつ??
汚名返上??何の?
「2年C組のおっちょこちょいキャラ!!」
…え、そんなくだらん事を朝から考えていたのか、こいつは。
何か嫌な予感がする…
「へぇー、そうなん。頑張れ」
と、あたしは思ってもいない言葉を投げかけ、
席を立とうとしたその時…!!
「待てぃ!!話を最後まで聞かなアカンって、小学校の時井上先生に習ったやろ!!」
と言って優はあたしを無理やり
椅子に座らせた。
「…で??あたしに何をしろと??」
「協力して欲しいねん!!」
「何の??」
すると優は立ち上がり、黒板にチョークで
こう書いた。