LOVE★LOVE☆LOVE





―――――……



『真帆…ごめんな…』

え…?
何…

『や…だ…やだよ!』


何で私泣いてるの?

『ばいばい…』


彰人がどこかにいっちゃう…


行かないで…

行かないでっ!

『彰人っ!…』


―――――――………


「…帆っ!真帆!」



…ん?

あれ?沙織?

もしかして
今のは…夢?



「もうみんな帰ったよ?」


「えっ!もうそんな時間?!」


と言い時計を確認したら
時刻は18:00と指していた。


ってか彰人は?


「あっ!松原先輩なら生徒会室にいるわよ?」




なんで私の考えてることがわかったの!?


「そ、そうなんだ」



「あ…何か女の子に呼び出されてたみたいだけど」


ガクン…
一言多いよ…

「へ、へぇ」



私が帰りの準備をしていたら、


「仲直りするんだったら今がチャンスだからね!がんばりなよ!ばいばい♪」



そう言ってあっという間に帰っていってしまった。



「あっ…ばいばい」




嵐が去ったみたいな静かな教室に私の声が虚しく響いた。




…ってか、喧嘩してないっつーの!(2回目)






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