宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
待ち合わせの公園に向かう2人。
強い雨が降っており、徐々に押し黙る実といい、なぜか、わたしが胸の高鳴りがおさまらないではないか。
屋根つきのベンチに向かう。まだ彼女は来てないようだ。
「で、でもきっと大丈夫よ!小林君、頑張ったもん!彼女もきっと分かってくれるって‼」
「そうだといいんですけど……あ、来たかな?」
「わたし、向こうに行ってるから‼」
「ここにいて下さい!」
手首をつかまれる。
「ちょ、なに言ってんのよ!ダメよ!おかしく思われるじゃない‼」
「で、でも…」
「男らしく告白するのっ!」
手を振り払い、わたしはベンチの裏に身を屈めた。
少しずつ近付いてくる、
小林君の憧れの"彼女"。
小林君が好きになり、あれだけ頑張る原動力となった。
きっと素敵な彼女に違いない。
素敵な…。
「ちょっと一体なんの用よ‼」