宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
美鈴は微笑んでいる。
「アイツ変わった。あなた出会ったお陰ね」
どう答えていいか、皆目、検討がつかなかったので、黙っていると、
「前は、私がいくら言っても、喧嘩喧嘩喧嘩。でも今度は手を出さなかったって。なんだか感じも柔らかくなったし。アイツもきっと、あなたのこと好きなのね」
また笑った。
お母さんが、物分りの悪い子供に笑いかけるように。
それがなんだか、
わたしには腹が立った。
「じゃ、付き合ってもいいんですか?」
自分で口に出し、
自分が一番驚く。
「いいのよ、私にはもう関係ないもの」
「でも、お腹の子は?」
「……確かにアイツの子だけど、私たちのことは、2人で話し合って終わってるから、なにも気にしなくてもいいのよ」
「でも…」
「それに、あなただったら賛成よ。アイツのこと、よろしくね」
それだけ言うと、美鈴は行ってしまった。
その背中に
(嘘ばっかり‼)