宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
「3kg…」
そう野崎は視線を落とす。
その先には、腹の肉に食い込むポロシャツ。
あと一息だ!
「5kgも間違いないですね。わたし15kg痩せましたから」
「じゅ、じゅーごきろ‼」
思わず椅子から跳び上がった野崎は、校長室と真琴を何度も何度も見比べる。
それは、
教師としての威厳orにっくきかな贅肉
しばらく両天秤にかけていたが、ゴクリと唾を飲み込むと、
「私が掛け合うから、また昼休みにいらっしゃい」
「お願いします!」
頭を下げ、昼食後に再び、
「失礼します!」と職員室へ。
野崎に手招きされ、
「ごめんね。力不足だったわ」
「そ、そうですか…」
ガックリ肩を落とす。
「一週間で、帰宅部の生徒を20名、部員に勧誘すること」
「え…」
「かなり厳しい条件がついちゃったけど、先生もできるだけ協力する!ていうか、先生、痩せたい!」
"よっしゃあ‼"
"やってやるんだから‼"