宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
そして体育館へ。
そこには、厳しい顔をした正樹とマークが待ち受けていた。
「な、なんなの?」
隣の夏美に説明を求めたが、まだニヤニヤ笑っている。
「真琴、これからマークと勝負すんねん。フリースローで勝ったほうが、お前とチュウできる」
「え‼」
「真琴、真剣勝負です」
マークが頷く。
「でも、そんな、わたしキスなんて…」
「ほな、お前の好きなヤツも連れてきたらええやないか。三人で勝負や!」
「馬鹿言わないでよ。朝倉先輩そんなことしないわ」
そう断ったが、隣の夏美が肘でつつき、
「そうでもないわよ」
ふと見ると、先輩がバスケットボールをリフティングしながらやってくるではないか!
「なんか面白そうだな。仲間に入れてくれよ」
「先輩…」
その呟きで気づいたのか、正樹とマークは、呑気にやってきた先輩を睨みつける。