宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!
「私の友達いじめたら、承知しないんだから‼」
腰に手を当てて顎を突き出す、石川夏美。
「石川さん…」
「自分たちが先輩に相手にされないからって、弱いものいじめを…ん?弱いもの?」
眉を寄せて改めてわたしを見る、夏美。
(く、首を傾げなくても⁈)
「ま、まぁ、よってたかってすることじゃないでしょ!自分に自信がない証拠ね。ツルまないと、なにもできないわけ?人にとやかく言う前に、鏡でも見なさいよ。あなたたち、どれだけひどい顔をしてるか、よく分かるはずよ!」
見事に言い切った夏美を、駆け寄って抱きしめたい気持ちと、
(い、言い過ぎでは?)
怖々、三人組を見ると、頬をピクピクさせている。逆効果だ‼
「あんた一体、何様よ!」
「どうせ三流モデルでしょ?」
「前から鼻につくのよね」
腕組みが3つ揃うとある意味、圧巻であり、思わぬ攻撃に意表をつかれた夏美は、ただ立ち尽くすだけ。だが、攻撃の手(口)は止まらない。
「女優がなんだっていうのよ」
「どうせ脇役でしょ?」
「下手で下ろされたりして!」
い、痛いところをつかれた‼