宣誓!わたくし細井真琴は7月7日までに20kg減量し憧れの朝倉先輩をGETすることをここに誓います!


「…」


グッと唇を噛むのは図星だからだろう。


「それなら、わたしたちの辛さや悲しみが分かるはずでしょう。確かに自分に責任があるのは分かってる。でも、痛めつけるだけじゃなくて、もっと違ったやり方があるはずでしょ‼」


まばらだった拍手が、今は大合唱となった。


「き、気にいらないなら帰るんだな!そのまま太って一生を終えればいい!お前たちが考えるほど、ダイエットは簡単なものじゃない!お金も返さないからな‼」

「いらないわよ‼バカ‼」


そう吐き捨て、福美を連れて道場から出た。


「あ、ありがとう」

「別にいいんですよ。溜まりに溜まってましたから」

「でもスッキリした~!あんた、思ったこと言ってくれるんだもん」

「わたしもスッキリしました‼」

「スッキリしたらお腹空かない?」


返事の代わりに、


「グゥ~‼‼‼」









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