君に会えるなら・・・

吉良を好きになったものの何もアタック出来ずにいた。

「吉良君っていいよね」

と、いう声が最近聞こえてくる。

そう、吉良は優しくて勉強が出来てスポーツ万能だから女の子にもモテていた。

もしも、他の女の子に吉良をとられたらどうしよう。

と、いつも思っていた。


「アタックしなよ!」

と、繭に言われた。

繭は、幼なじみで可愛い。

繭にも好きな人は居て、噂では両思いだという。

「・・・だってぇ~」

「だってぇじゃないよっ!いつも言ってんじゃん!他の女の子にとられたらどうするのっ!」

・・・・そんなの分かってますよ!

「てか、あんまり関わりないでしょう!」

「あったよ!あの日から2、3回ほど・・」

「2、3かぁあい!?」

私の言葉にびっくりしてる繭。

「あほっ!んもぉお!結衣の恋ってじれったいねん!アタックしてさっさと告っちまえ!」

えぇ!そんな事いきなり言われても・・・。

「でも、振られたらどうしよう」

「振られたら振られたでしょ」

がくっ!

たまに繭の言葉は厳しい。まあ、そうゆうところがあって私が成長していくんだと思うんだけど。

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