ノンストップ幸子
「さとちゃんでいいじゃん。ね、さとちゃん」



オレの肩を気安くポンと軽く叩いた。

てめえはオヤジ入ってんじゃねえよ。

腰に手を置きポンポンだ。

おまえはオレのダチか?
なんて思いながら、


「オレかよ」


「そ。オレのこと。ウッス。サトシ君だからシを取ってさとちゃん。いいでしょ」


シを取ってさとちゃんだ。

てめえ勝手に名前決めてんじゃねえぞ。

まいったぜ。

いきなり変てこな女にとっ捕まっちった。
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