淡く切ない恋物語



山城クン‥‥‥‥





山城クンは無表情で私の前まで来た。






「なに話って?」



びっくりした。

覚悟はしてたけど、冷たすぎる声だった。

‥‥当たり前だ。



私はもっと酷いことたくさんした。





早く、フラれちゃおう。





「ごめん、いきなり。


あの‥‥‥さ、今まで避けててごめん。


今更許されるなんて思ってないから‥‥わかってる。



でもね?
ちゃんと理由があって‥‥‥‥




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥好きなの

最初っから。ずーっとずーっと好きだったの。

でも山城クン、こんな私とも仲良くしてくれて、楽しかった。すごく‥‥


だけど‥‥‥‥どんどん好きになってて、どうしようもなくなっちゃって‥


気持ち伝えようと思ったけど、伝えたらこの関係が壊れちゃうかもしれない。

って思ったら‥‥‥‥‥


私バカだから気持ちも伝えないで逃げたの。



結果は分かってるけど、このままじゃヤだから気持ち伝えるね。



好き。山城クンが大好き。」





< 47 / 51 >

この作品をシェア

pagetop