淡く切ない恋物語






作業がやっと終わって帰る準備をする頃には辺りが真っ暗になっていた。




時計は6時47分を指していた。






「帰るか」


「うん…」



もっと一緒にいたかったなあ…

なんて贅沢にも思ってしまった。










流れで一緒に下駄箱まで行く。







はあ…しょうがないか。








「山城クン、ばいばい!」


私は彼に向けて手を振った。


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