透明な願い
第一章◆切ない願い◆

キミの好きな人




放課後の図書室。



小さく開いた窓から暖かな風が入り、あたしの頬を優しく撫でた。



時刻はそろそろ18時を向かえようとしていた。



時計を見て時刻を確認し、読みかけのページに栞を挟む。



あたしは本を鞄にしまうと、夕陽の差し込む図書室を後にした。



< 1 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop