透明な願い



あたしは、大切なモノを守りたくて



大切なモノに気付かないようにしている。



だけど、キミを目の前にするとあたしの言葉とは裏腹に鼓動だけが高鳴る。



気付きたくないのに、あたしの


目が


耳が


いつもキミを探してる。



「あたし、ストロベリー」

「んじゃ、オレはバニラ」



キミのいない場所で笑ってたって、苦しいだけ。



会いたいよ。



櫂智。



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