透明な願い


「あ…あれ?」


目を開けても、視界は真っ暗だった。


な…なんで?


少しパニックになる。


停電?
いやいや、まだ日は落ちてないし…。



「……って〜」

「!!」



耳元に聞こえた声。


そこであたしは初めて気づいた。



あたしの上に、誰かが覆い被さってるんだと。


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