。+゚*SweetLove。+゚*-切ない恋-
「……ゴホッ…ゴホッ…」
『大丈夫!?粢珠椰!』
「……ゴホッ…………ああ……ちょっと…むせただけだから…」
『………でも……』
どうみても全然大丈夫じゃないよね?
やっぱりまだ治ってないじゃない……。
――コンコン。
「……入っていいよ」
「失礼します。…粢珠椰様。もう帰る時間ですので帰らせていただきますね」
「ああ。……いつも迷惑かけてすまない…」
「いえ。そんなことありません。それより、お一人で大丈夫ですか?」
「ああ。大丈夫だよ。もう小さい子供じゃないんだから」
「…そうですよね。申し訳ありません。では、私はこれで失礼しますね」
「ああ。じゃあまた明日」
「はい。…相沢様、入江様。粢珠椰様のことお願いしますね」
『…はい』
「もちろんです」
「お二人がいてくれるなら安心です。では、失礼します」
そのまま神楽さんは部屋を出ていった。