幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



そして、わたしは瑞梨の手が真っ赤に腫れてる
ことに気づいた



「瑞梨?その手は…その手、どうしたの!?」

「なんでも、ないよ?」



瑞梨は後ろに手を隠す…だけど、無理矢理手を
掴んで問い詰めても答えてくれなかった…



「瑞梨…なにかされた…でしょ…?」

「慄梛ほどじゃないよ」

「なんで隠すの?なにをされたの!?」



瑞梨は、また答えてはくれなかった…



「瑞梨、お願いだから答えて!!」

「相沢は第二更衣室に閉じ込められてたんだ」



磨梛抖が入ってきてそう答えた…



「う、そ…、なんで…?なんで?なんでなの…?
なんで、言ってくれなかったの…?
なんで、瑞梨まで…閉じ込められなくちゃならないの…?」

「慄梛には、もう泣いて欲しくないから、
言わなかったの…
それに自分のせいだって絶対、追い詰めるし」



瑞梨は涙を堪えてわたしの目を真っすぐ見て答えた



「許せない…
瑞梨に手を出すなんて卑怯じゃない!!
瑞梨は関係ないじゃない、絶対に許さない!!」

「慄梛…」



声と同時に温かな体温がわたしの肌に伝わる…



「磨梛抖…?」





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