幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
「だからだよ、相沢が慄梛に言わなかったのは
慄梛の気持ちは解る…けど、
仕返しとか絶対に考えるな」
「磨梛抖?」
「そーだよ、磨梛抖くんが言うように考えちゃダメ!
慄梛は慄梛でいて?」
「慄梛、もう今日は休め
でさ、明日体調良くなったら学校休んで出掛けようぜ?」
「そーだね!みんなで出掛けよう」
「磨梛抖、瑞梨…ありがと…」
「いーの、いーの♪
ほら、熱もさっきよりは下がったんだから
大人しく寝ること、じゃ、磨梛抖くん慄梛のこと頼んだ」
瑞梨は部屋を出て行った
「慄梛、もう一人で抱え込むなよ?」
磨梛抖は、わたしの頭を撫でながら悲しそうな
顔をしながらそう小さく言ったんだ
「磨梛抖に約束するからそんな悲しそうな顔…
しないでよ…」
「慄梛…」
「ばかぁ…」
「いいよ、馬鹿で…慄梛が俺の傍にいるなら
なんでもいい…」
「なんでもよくない…磨梛抖じゃないと嫌だ…」
「解った、だからもう寝ろ…?
俺ここに居るから…」
「ぅん…」
そのうちに眠気が襲ってきてそっと目を閉じた…
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