幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――慄梛―――――
いつの間にか寝ちゃったみたいで起きると
部屋が暗かった…
リモコンを手にとり電気をつけると
磨梛抖がベッドにもたれ掛かりながら寝ていた…
―本当にそばにいてくれたんだ…――
わたしは、磨梛抖にタオルケットをかけた
今日一日が長くて、もう磨梛抖に会えないかと思った…
だけど、磨梛抖たちは、わたしを探してくれた
そして、今わたしの傍には磨梛抖が寝ている
「磨梛抖、ありがと…」
寝ていて聞こえないかも知れないけど、
それでもいい今わたしが伝えたい言葉だから…
磨梛抖はこんなにも近くに居るのにな…
“磨梛抖の彼女はわたしじゃない…”
また、涙がこぼれそうになった…
「うっ…ぃ…く…な…」
磨梛抖は苦しそうな声をあげた…
「磨梛抖?、大丈夫?」
磨梛抖を揺するとわたしの腰に抱き着き
そのまま規則正しい寝息を立て寝ていた…
服越しに磨梛抖の体温がわたしの肌に感じる…
そして、わたしもまた眠りに落ちていった…
.