幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



賢たちと会計を済ませ入場券を手渡すと慌てて
財布を取り出す慄梛に思わず笑いそうになる



「お金はいらないよ」

「えっ、でも…」

「俺が出したいから気にするな」

「…ありがと」

「いーえ」

「よし、じゃ沢山魚みような!!」

「うん!!」

「よしゃ!!!瑞梨ペンギン見に行こうぜ!!」

「愛結エイを見に行くぞ」



と、賢たちはそれぞれに見に行き、残ったのは
俺と慄梛と櫟玻の3人…



「あっ、俺…えっと、うーん、メダカ見に行く」



と、櫟玻は俺と慄梛を気遣う様に行こうとする



「い、櫟玻くんっ!!3人で回ろ?磨梛抖いいよね?」

「あぁ、もちろん」

「えっ、でも…」



困惑気味の櫟玻に慄梛はニッコリ微笑むと



「1人より2人、2人よりも3人の方が楽しい
だから、一緒に見よ?」

「ほんと、いいの…?」

「うん!!」

「じゃ、お言葉に甘えて」



俺らは3人で回ることになった

もし、慄梛が櫟玻を引き止めなくてもきっと俺も慄梛と同じことを言ってた

それに慄梛と同じことを考えてたんだと思うと
嬉しかった





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