幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



「わぁ~、見てあの子めちゃめちゃ可愛い!!」



慄梛の指さす先には親子のイルカが気持ち良さそうにのびのびと泳いでいた



「俺、間近でイルカ見たの初めて…デカすぎる…」

「櫟玻くんイルカショー体験に行ったらイルカに触ることも出来るよ」

「マジ!?、イルカショー行こう!!」



さっきまで動きそうになかった櫟玻は目を輝かせた



「鯱ショーがここの売りなんだけど…」

「マジ!?てかてか
イルカショーも鯱ショーもやってんの!?」

「やってるよ、賢たち呼んで一緒に見に行くか」


賢たちにメッセージを送信し
イルカショーのところで待ち合わせにした


―――――――――――
―――――――――
―――――――


「おーい、こっちこっち」

「櫟玻、磨梛抖たちと行動してたのか」

「あぁ、うん…」



気まずそうに櫟玻は答えてると



「わたしが誘ったの1人より2人、2人よりも
3人の方が楽しいよって」

「あぁ、なるほどな」




俺たちが盛り上がってる間に慄梛たちはショーのパンフレットを見て楽しげに会話していた



『間もなくイルカのティファくんの登場です
もう少々お待ち下さい』



アナウンスが会場に流れ客席がシーンと静まり
返った





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