幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



「愛結!?櫟玻くんと喧嘩でもしたの?」

「…解らない……
ねぇ?どうして?友達のことについて言われなきゃいけないの?なんでなの?答えてよ!」



慌てて入ってきたお母さんを責めるように言ってもしょうがないのに責め立ててしまう



「愛結、何があったかはお母さんは知らないけど
でもね、時には人の意見を聞くのも大切なの…
だからきっと今がその時なんじゃないかしら」



お母さんが言ったことに頷くことは出来なかったけど
次の日になれば総てがうまくいくって思ってたのは、
わたしの考えが浅はかだったって
気づいたのは後悔してからだった…



――――――――――――――――――――
―――――――

翌朝、櫟玻と顔を合わせるのが気まずくて、
いつもの時間より1時間早く玄関を出たのに
















「学校、行くぞ…」








櫟玻が塀に身体を預けた状態で立っていた…



「な、なんで…?」

「避けようとしたって無駄、愛結の考えは俺には
筒抜けだからな」

「…………」

「裕也には昨日のこと言ってねぇーし、
いつも通りに登校して来るから安心しろ」



スタスタ前を歩く櫟玻はわたしが聞きたいことが解るみたいに答えた…





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