幼なじみ君と  幼なじみちゃん♪



「…俺が、なんとか…なんとかするからさ」



―あっ、また磨梛抖を困らせてる…
また磨梛抖の優しさに甘えてる…――



「だか「そっか、魚糠さんが来てるんだ♪
挨拶をしなきゃね!!」



―あっ、ダメだ…涙、出そう…――



「無理すんなよ」

「何、言ってんの?無理、なんかしてないよ
もう、そんな顔してないの!」



笑顔を作ってみたけど、ちゃんと笑えてるかは
解らないけど、きっとバレてないはず…



「…頼むから、無理に笑わないでくれ……」



磨梛抖がこんなことを言ってたなんて
わたしは知らなかった…




















―――――――――――
―――――――――
―――――――



「ただいま~」

「お邪魔します…」



と、磨梛抖たちと家に入るとリビングから
飛び出してきたお母さんと美愛さん…



「慄梛!!」

「磨梛抖!!」

「あっ、お母さん美愛さん、ただいま」

「そんな挨拶してる場合じゃないの!」



わたしと磨梛抖の腕を掴むとハイスピードで
客間に連れ込まれた





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