幼なじみ君と幼なじみちゃん♪


――――慄梛―――――


「…して、離して!!」

「ふーん?、慄梛はそんなふうに逆らってもいいと思ってるの?」



より一層手の力を込め
わたしの家と違う方向へ引っ張っていく…



「どこ行く気なの!!」

「ククッ、気になる?そうだな、私意と言えば
まぁ、いいところとでも言っておこうか」

「ぃ、いやー!ぅ~、ぅぐ~…「ホントに世話が焼けるな…」



叫んだわたしの口は塞がれてただ睨みながら
引っ張って行かれることしかできなかった…



「ククッ、ハハッ、僕の愛する彼女ちゃん?
もう少しで着くからね」



抵抗するのも無駄と思ったわたしは大人しく
着いていくことにした…



「やけに大人しくなってきたみたいだね?ククッ
ほら、着いたよ」



と、目の前には警備が万全そうな家…



「…ここ、って…?」

「僕の家だよ?さぁ、入ろうか」



門の横にある暗証番号を入力するインターホンみたいなところに暗証番号を素早く入力し
終えると、自動で門が開き中へ足を進めた…



















「ただいま」

「お帰りなさい、撻あら、彼女?」



綺麗な女の人とその人に似た女の子が出迎えてくれた



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