幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――磨梛抖――――
俺達はただ聞いていた…
正確には言葉が出てこなかった…
だけど、
「それは無理だよ?舞
それに、槻沛くんたちを苦しめてるんじゃない
俺から奪うのが悪いんだ
だから、教えてあげてるだけなんだよ?」
間伐の言葉にふつふつと怒りが込み上げた…
――俺達が一体何した?
慄梛も裕也達もただ学校生活を普通に送ってただけだった、誰にも迷惑なんてかけて生活してたわけじゃない…――
「ふざ「撻お兄ちゃんは間違ってる!気づいてよ?
撻お兄ちゃんを大切に想ってくれてる人がいるって…
ねぇ?気づいてあげて?
綵ちゃんがどんな想いで撻お兄ちゃんの言うこと聞いてたか…」
俺の言葉を遮って訴えかける女の子は
泣きながら何度も何度も間伐の胸を叩いていた…
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