幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
そして、俺たちは
手紙を読みはじめた…
読み終える頃には
目から落ちる涙の量は増える一方で…
「ばか、ばか…」
「瑞梨…」
相沢は慄梛からの手紙を泣きながら読み、
“慄梛は勝手だよ”
“戻ってきてよ”
“ずっと一緒だって約束したじゃん”
って、賢に投げかける…
だけど、涙を流してない人はいなくて、みんなで泣きながら手紙を読んだ
俺宛ての手紙には、
“幸せになってね”
“磨梛抖を好きになって良かった”
“もし、また磨梛抖と幼なじみとして生まれて
また好きになったら、今度こそ《好き》って
伝えたいな”
“磨梛抖ありがとう”
“もし、叶うならば
もう一度、磨梛抖に逢いたかったです…
声が聞きたかったです…”
と、言う言葉とまだまだ沢山の言葉で便箋に敷き詰められていた…
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