幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――健哉―――――
「キイちゃんの名前、なんで呼んでやらなかったん?」
キイ(鄒梨)【しゅり】が出て行ったあと碧兎は真剣な顔で問い詰めてくる…
「…しょうがねぇーだろ。久々に、顔みたら…」
「不器用な馬鹿だな」
「…るせぇーよ
鄒梨と俺のペースでいいんだよ」
「余裕ぶんなや、キイちゃんの心離れてもしんねぇーぞ?」
「大きなお世話や、それより、あの子…」
「真妃と俺の妹」
「はぁ?」
半年ぶりに帰ってきて鄒梨にはマジギレされて碧兎には意味の解らない冗談をかまされた…
「お前に妹なんていなかったやろ?
それにまひるんだってあの子は誰なん?」
「俺らの妹」
「違うやろ?」
「まぁ、そのことはいいやん♪
それよか、ご注文は?」
碧兎は笑いながら話しをはぐらかし、その話しに関しては触れてほしくないらしい…
「オススメランチ」
「ダメ~、碧兎くん流スペシャルランチにするからな」
「客の注文無視かよ!!」
なんて話してると…
「勝手にメニュー名変えるな、馬鹿タルト!」
まひるんが両手一杯の買い物袋を持って帰ってきた
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