幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
「申し訳ございません、おきゃ…健哉くん!?」
「久しぶりな♪まひるん」
「“久しぶり♪”って、半年以上も…
キイちゃんには会った?話したりした?」
まひるんの鋭い問いに言葉出ずに碧兎を見た…
「キイちゃん怒ってりっちゃん連れて出かけちゃったよ」
「“出かけちゃったよ”って、はぁ?
キイちゃんどれだけ心配してたか知ってる?
健哉くん、逃げないで向き合って!!」
「真妃、健哉だって何か考えかなんかあんだよ」
と、碧兎がフォローしてくれ思わず俯くと…
さっき、りっちゃんって子が落とした写真…
「…これって………」
「りっちゃんが大切にしてる写真だね」
「健哉くん…?
りっちゃんと健哉くんって知り合いなの?」
まひるんが見間違えるほどに、
俺にそっくりな磨梛抖が写っている…
「これは、俺じゃない
りっちゃんって子は一体なにもの…?」
「その話しはさっき終わったろ?」
「りっちゃんはあたしの妹だよ♪」
「じゃ、名前は?りっちゃんの本名は?」
深く追求する俺の言葉に
碧兎もまひるんも目線を外し顔を背けた…
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