幼なじみ君と幼なじみちゃん♪


「何やってるんですか?健哉さん」


声の聞こえた方を向くと


「遅いですよ」


と、笑うりっちゃん


「ごめんてかさ、りっちゃんは驚かない?
俺が、急に呼んだりしたことにさ」

「びっくりはしましたよ、だけど、話しがあるなら聞かないとダメじゃないですか
その人に失礼ですもん」


こう言うのが普通なんだろうなと思うのに何故か磨梛抖が“優しすぎるんっす”と言った言葉の意味が今、ようやく解った気がした…


それから、良く俺らが遊んでた公園に行った


「わぁー、こんなとこに公園があったんですね」

「まぁ、小さいけどそれなりに遊具もあるし
子供が遊ぶんには充分な感じしょっ?」

「本当ですね♪」


何かを思い出してるかのように目を閉じる


「りっちゃんはなんでここの街に来たん?」

「逃げて来たんです
追われてたものから総て投げだしたくて…」

「なんで逃げたん?」

「幼なじみがいたんです
その幼なじみは違う子が好きなのに女の子に告られて付き合っちゃって…それから、自分の好きな子に告白されたらあっさりと女の子を振ったんですよ
そのこととか他のこととか色々あって逃げて
来たんですよね」



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