幼なじみ君と幼なじみちゃん♪


「よし、俺ん家行くか」

「賢ん家に行ってどうすんの?」

「ここで待っててもさ、行き違ってたら意味ねぇーし、家に帰って瑞梨に連絡しようかなって思ってさ」

「なるほどな、その方が良さそうだな」

「だろ♪」


と、いうわけで賢の家に行ったらいったで…


「あらあらどうしたの?」

「ちょっと瑞梨とはぐれちったからさ」

「あら、瑞梨ちゃんたちならお庭にいるわよ?」

「えっ!?」

「パパと花火してるのよ」

「よくやってたでしょ?
懐かしいって、パパが貰ってきたのよ
それに花火好きでしょ?」


賢のお母さんはリビングの窓を開けて


「ほらほら、そこで意地張らないでこっちに来て一緒に花火しましょ?」

「賢、磨梛抖くんなんでここにいるの?
早くこっちに来なよ」

「磨梛抖、楽しいよ?」


すっかりそこにいるのが普通かの様に花火を
楽しむ慄梛と相沢と賢の両親…


「あー、俺たちも花火しようぜ?」

「ほら、早く早く」



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