幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――磨梛抖――――
そんなことを願っても時間は決まってくる…
気づけば、一睡もしないまま朝を迎えていた
「朝だね…」
「だな…慄梛今日はさ「学校に行かなきゃね!」
「えっ」
「磨梛抖授業遅れたら大変でしょ?」
だけど、この時何となく何かが起こる気がして、
俺は学校に行くことを拒否した…
「我が儘言わないの留年とか退学してもいいの?」
「してもいいよ…
退学でもなんでもしてやるよ
あんな学校いくらでも辞めてやるよ
慄梛がいねぇーとこに行ってても意味ねぇーし」
駄々をこねる子供の様に言うと…
「もう、馬鹿なこと言ってないで行こ?
今日は放課後必ず一緒に帰るから、ね?
だから学校に行こ?」
―いつもなら慄梛の言う通りにするけど
“今日だけは今日だけは絶対ダメ”なんだ…
“当たって欲しくない”ことだけは決まってなる
慄梛に何かあったら絶対に嫌だ…――
「慄梛、今日だけ今日だけは休もう?」
「磨梛抖…解った、今日だけね?」
「ぅん…」
慄梛は静かに俺の横に座りボーッとしている…
慄梛の目が真っ赤になって腫れてることに
気がついた…
.