幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



「…はは…、学校…学校中が…大変…だって…
なんか…解らなくなっちゃった…
てか、笑えるね…」



―はぁ?誰だよ、噂流した奴…
それに慄梛とアイツが付き合ってる?
嘘だろ?
絶対、信じられるわけねぇーだろ?
だって、慄梛は全然関係ないんだぜ?
なんで、つか、どっからそんなでたらめが
流れるんだよ…?
あいつと付き合ったっていうのだって、
誰も知らないはずなのに…――



「慄梛…全部…嘘…だよな…?」



慄梛は黙ったまま俯いたまま…
そして、目からこぼれ落ちそうな雫を溜めて
グッと堪えていた…





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