幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
―磨梛抖、そんな慌ててどうしたんだろう…?
そして、瑞梨も…――
「そうだよね!
わたしらは慄梛の部屋に行くからそれで
良いでしょ?」
「話せりゃどこでもいいいからさ、てなわけで、
慄梛ちゃんここの部屋借りるね?」
「解った、じゃ瑞梨わたしの部屋行こう?」
「うん、行こう
てか、慄梛の部屋入るの久しぶりかも♪」
「そんなことなくない?」
なんて、言いながら2階の自分の部屋が
散らかったままだってことをすっかりと忘れて
そのままリビングをあとにした
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「わぁー…慄梛の部屋が散らかってるなんて…
初めて見た」
―そうだった、昨日片っ端からアルバムとか
引っ張り出して見てたんだっけ…
それにさっきまで磨梛抖と2人きりだったから
片付けるの忘れてた…――
「ごめんね、汚くて」
「大丈夫だよ、こんなに散らかってるのにも
理由があるんでしょ?」
「瑞梨」
「慄梛、無理にとは言わないけど話せるなら
教えてくれない?」
思わず涙が溢れ流れた
「慄梛?やっぱり“なにか”合ったんだね…」
瑞梨は静かにそばに寄り添ってくれた…
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