幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
だいぶ落ち着いたわたしは、
瑞梨に昨日の出来事を全て打ち明けた
「なんで、もっと早く言わなかったの?
その時呼んでくれたら…」
瑞梨はわたしと一緒に泣いてくれた…
「慄梛、磨梛抖くんを守る為でもあんな奴と
付き合うなんて…」
「でも、それしか…無かったの…
だって、磨梛抖が好きなんだもん…
磨梛抖が傷つくのは嫌だったんだもん…」
「慄梛…」
瑞梨はそれ以上はなにも言わずに背中を優しく
撫でてくれた…
「瑞梨、これって…間違えたのかな…?」
「当たり前じゃない間違えてる」
瑞梨は涙を拭うと
「だって、ちゃんと
告ってたら彼氏は磨梛抖くんだったんだよ?」
―瑞梨いくらなんでも、それはないって…――
「磨梛抖はわたしのことただの幼なじみとして
しか見てないよ?」
「馬鹿、ちょー馬鹿!!
ただの幼なじみだけの感情で一緒にいるわけないよ
誰がどう見てもわかるよ」
瑞梨の言葉に嬉しくも思いつつ、そうだったら幸せだなって思った
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