幼なじみ君と幼なじみちゃん♪




――――磨梛抖――――



慄梛たちがリビングから出ていくと賢が凄い真剣な顔で



「知ってんだろ?学校中で流れてる噂」

「知ってる…」

「んで、磨梛抖の方はただの噂?」

「噂だったらな…」

「どうゆう経緯でそうなった?」



賢には隠してもいずれバレると思ったのと
賢には話そうと思ってたから昨日の全てを話した



「“気をつけろ”って言ったのにな…
瑞梨“にも”慄梛ちゃん“にも”忠告しておくように頼んだのに…」



賢は溜め息を吐きながら言った


「ってことは…」

「宜しくないやつは“間伐 撻”のこと」

「だから、俺に毎回聞いて来てたんだ…」



―なんで、“今更”気がつくんだ…――



「それでさ、磨梛抖はあっさりあんな女と
付き合うの承諾しちゃったわけ?」

「なわけねぇーだろ…」

「あっちの方が一枚上手だったわけか…」



―本当はあんな女と付き合いたくなんかなかった…――



「俺、馬鹿だな…」

「だな、磨梛抖は馬鹿!」

「そんな断定する言い方しなくても良くね?」



ニッコリな笑顔をすると





.
< 64 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop