幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――磨梛抖――――
慄梛たちがリビングから出ていくと賢が凄い真剣な顔で
「知ってんだろ?学校中で流れてる噂」
「知ってる…」
「んで、磨梛抖の方はただの噂?」
「噂だったらな…」
「どうゆう経緯でそうなった?」
賢には隠してもいずれバレると思ったのと
賢には話そうと思ってたから昨日の全てを話した
「“気をつけろ”って言ったのにな…
瑞梨“にも”慄梛ちゃん“にも”忠告しておくように頼んだのに…」
賢は溜め息を吐きながら言った
「ってことは…」
「宜しくないやつは“間伐 撻”のこと」
「だから、俺に毎回聞いて来てたんだ…」
―なんで、“今更”気がつくんだ…――
「それでさ、磨梛抖はあっさりあんな女と
付き合うの承諾しちゃったわけ?」
「なわけねぇーだろ…」
「あっちの方が一枚上手だったわけか…」
―本当はあんな女と付き合いたくなんかなかった…――
「俺、馬鹿だな…」
「だな、磨梛抖は馬鹿!」
「そんな断定する言い方しなくても良くね?」
ニッコリな笑顔をすると
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