幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
――――慄梛―――――
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「行ってきます」
「いってらっしゃい♪あっ、慄梛」
「うん?どうしたの?」
「今日も仕事が長引きそうで、
お母さん達帰ってくるか解らないの
だから那沙のこと宜しくね?」
「はぁい、あんま無理しちゃダメだよ?」
「大丈夫、ありがと
さぁ、瑞梨ちゃんが待ってるんじゃない?」
「うん、じゃ今度こそ行ってきます」
と、挨拶をして玄関のドアを開けた…
――カチャッ―
玄関を出ると
「おはよ」
「なっ、なんで…?」
そこには、磨梛抖が立っていた
「慄梛と、学校の行き帰りしたいから」
「ダメだよ…」
「慄梛がいくらダメって言っても俺は慄梛と
一緒に行くけどな」
単純に磨梛抖の言葉が嬉しかった
2日前に戻ったみたいに磨梛抖と一緒に登校
少しの時間でも付き合ってることなんて
忘れてしまうくらい磨梛抖といれることが嬉しくて自然と笑みがこぼれる
「慄梛、帰りも一緒に帰ろうな?」
「えっ、うん!」
「約束な」
磨梛抖と話してると後ろから聞きたくもない声が聞こえてきた
「あれ?、槻沛くん人の彼女にナンパ?」
「じゃ、慄梛放課後な!ほら、早く行って」
磨梛抖はわたしの背中を軽くおし、
わたしが学校の中に入るまで磨梛抖は見ていてくれた…
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