幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
そして、上履きを履こうとロッカーを開けると…
“パラパラ”と沢山の紙が出てきた…
「えっ…」
「慄梛、おはよ」
「瑞梨、おはよ」
「なにこの紙…」
「解らない…」
瑞梨も一緒にロッカーから出た手紙を拾ってくれた
そして、教室ではなく空き教室に入り
一枚一枚手紙を開いた
「なにこれ…」
唖然とした…
「慄梛は被害者なのになんで…?許せない!!」
瑞梨は自分のことの様に怒ってくれていた
手紙の内容は…
“二股なんかすんな!”
“早く、別れなさいよ!”
“図々しいのよ!
槻沛くんと幼なじみ
だからっていつも一緒にいて!”
“金目当て?
間伐くんみたいな人が
あんたを本気にしてると思ってるの?”
とか、言う内容ばかりだった…
「慄梛、気にしちゃダメだよ?」
「大丈夫だよ!こんなのなんとも思ってないよ♪」
「わたし、慄梛と一緒にいるからね」
「ありがと」
「その前に慄梛を傷付けたら、ただじゃおかないんだから!!」
って、瑞梨はニッコリと微笑んだ
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