幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



そして、上履きを履こうとロッカーを開けると…
“パラパラ”と沢山の紙が出てきた…



「えっ…」

「慄梛、おはよ」

「瑞梨、おはよ」

「なにこの紙…」

「解らない…」



瑞梨も一緒にロッカーから出た手紙を拾ってくれた

そして、教室ではなく空き教室に入り
一枚一枚手紙を開いた



「なにこれ…」



唖然とした…



「慄梛は被害者なのになんで…?許せない!!」



瑞梨は自分のことの様に怒ってくれていた



手紙の内容は…



“二股なんかすんな!”

“早く、別れなさいよ!”

“図々しいのよ!
槻沛くんと幼なじみ
だからっていつも一緒にいて!”

“金目当て?
間伐くんみたいな人が
あんたを本気にしてると思ってるの?”



とか、言う内容ばかりだった…



「慄梛、気にしちゃダメだよ?」

「大丈夫だよ!こんなのなんとも思ってないよ♪」

「わたし、慄梛と一緒にいるからね」

「ありがと」

「その前に慄梛を傷付けたら、ただじゃおかないんだから!!」



って、瑞梨はニッコリと微笑んだ





.
< 70 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop