幼なじみ君と幼なじみちゃん♪



「友情愛?
それとも弱いもの同士の庇いあいかしら?
どちらにしても見苦しい」














「悪い?
あんた達みたいにそういう時だけの付き合いじゃないの
一人じゃなにも出来ない癖にそんな時ばかり団結なんてしちゃって、よっぽどそっちの方が見苦しいけど」



瑞梨が言い放つとさっきまで人だかりの中に居た
魚糠さんはわたしの前に来て



「あんたが居るせいですべてがうまくいかないのよ!!!」



――パッシン―



頬をおもいっきり叩かれた…




「ちょっと、なにするんのよ!
慄梛?大丈夫?」

「うん、大丈夫…」

「あんたが、あんたが悪いのよ、
あんたが居るせいで…あたしは何も悪くないわ
恨むのなら自分自身を恨みなさい
あたしから磨梛抖くんを奪い取ろうとする
あんたが悪いんだから!」



誰がどうみても泣いたふりにしか見えなかったけど
みんな魚糠さんのそばにより



「大丈夫?綵?本当酷い女よね」



わたしが全て悪くなっていて…
ここに居たくなかった…いや、居場所なんてないんだ…





―ねぇ?磨梛抖…
わたし…どうしたら…良いのかな…?
磨梛抖を好きなことはいけないことなの?――





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