幼なじみ君と幼なじみちゃん♪
「サンキュ」
「あっ、ストップ!!!
磨梛にぃーは履いちゃダメ!!!」
那沙は慌ててストップをかけてきた
「はぁ?なんで?」
「兄貴びしょ濡れで履いてどうすんの?
靴下も脱いで、ほら、足出す」
「解ったよ、つか慄梛を着替えさせて」
「瑞ねぇー手伝って?
お姉ちゃんの裸姿を磨梛にぃーとかに見せられないから」
「もちろん♪
だけど、部屋までは磨梛抖くんよろしくね」
「解ってるって」
2階の部屋まで慄梛を運び、那沙にささっと
廊下に追い出された…
家に帰って着替えるか迷ったがその場に
ズルズルと座り込んだ…
「はぁ…」
思わず溜め息が漏れる…
ぼーっとしてきてなにも考える気にもならなかった…
「兄貴、賢ちゃんに聞いたぞ!
慄ねぇーを他の奴に取られたんだって?
あっ、でさこれ着替えの服、早くしねぇーと風邪ひくし」
磨咲飛が隣に座って俺が最も傷つくことをサラリと言いやがった
そして、手に持ってる着替えの服をわざわざ取りに行ってくれたみたいで渡された
「賢のおしゃべり…んぁ、見事にな…
けど、付き合ってたとしてもどっちみち無理だったと思う」
「好きなら掻っ攫えよ」
“こいつ中学生の癖に生意気すぎじゃねっ?”
「そうだよ!!
あたしが磨咲飛を女から掻っ攫ったように」
いつ部屋から出てきたか解らないうちに那沙が
満足そうに言う
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