私は生きる!
…何時間かして美城は目が覚めた。

不思議とあの何とも言えない衝撃の痛みはなく、ちゃんと自分の体に戻っていた。


美城は考えた…何かの衝撃で体が浮いて軽くなって、あの時は私の体を私が見てて…すごい人が集まって…その後に意識が無くなったから…じゃぁ…私は死んだの?



死んだんだけど………なにか、景色が違う。
本で見る天国の風景?地獄の風景?…なんて物はない…何て言うかなぁ?昭和初期?もしくは、もっと前?何かで見たような景色…
私は死んだのに天国にも地獄にも行けない…もしかして、道に迷ったのかなぁ?


そんな事を考えていた―。


その時だった―。
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